小夜時雨

創作の掃き溜め('ω')

神の仕組んだ偶然

「ねぇ、これも全部、君がやったの?」


『何がでしょう?』


「俺が前世の記憶を持って生まれて、爽がまた弟として生まれて、愛叶とまた家族みたいに仲良くなれて、またこの場所で、俺が神主をして君と話せているのも、全部、全部、君がやったの?」

『‥‥私にはそんなことする権利も力もありません。あなたが前世の記憶を持っているのは偶然で、爽が弟として生まれたのも偶然で、愛叶と仲良くなれたのも偶然で、神社の神主として私と話せているのも、全て、偶然です。』


「‥‥そんな偶然、あってたまるかよw」







そんな偶然がいくつもあるのなら、あの子とまた出会って、仲良くなって、恋人同士になれたりもするのかな。


「そうだといいよね、真。」

みんなが幸せな世界

みんな、いなくなっちゃった。


悠も、爽くんも、


自分の好きな人も、


みんな、みんな、いなくなっちゃった。


どうして、自分だけ生きてるの?


どうして、自分だけここにいるの?



会いたい。


会いたいよ。


もう、ひとりぼっちは嫌だよ。




俺もそっちに行くから。



待っててね。













次こそは、みんなが幸せな世界でありますように。

Happy future

最近、私の職場に変な中学生が来る。
名前は戸鎖銀斗。
この少年がとにかく変なのだ。







私はとある病院で女医をしている。
ずっと憧れていた職につけたので
とても充実した日々だった。

そう、この少年が来るまでは。


この少年、戸鎖銀斗はどこも悪くないのに毎日毎日私の病院に来る。
しかも必ず私の勤務時間に。
この時点でかなり危ないのにしまいには

「俺、まなセンセが好きなんすわ」

これだ。
この中学生は社会人の私に対して
好きだの何だのと言い始めたのだ。
しかもほぼ初対面の状態でだ。
常識的に考えて、ありえない。
何なんだこの少年。
理解できない。



でも一番理解できないのは
ちょっと満更でもない自分がいることだ。
落ち着け私。相手は中学生だ。子供だ。
でも、この子を見ていると、
何だか懐かしい感じがしてならないのだ。
ついこの間会ったばかりなのに。




「変な話しね。」

「何がっすか?」

「!?え、あれ!?私声に出てた!?」

「しーっ。せんせ〜ここ病院っすよ〜?ww」

「うっ、さいな分かってるわよ‥‥。
‥‥で?一応聞くけどどこか具合悪いの?」

「んー強いて言うなら胸が苦しいっす!恋の病っすね!!まなセンセ助けてくださーいwww」

「帰れ今すぐに。」

「ひどっーいε٩(。•ˇ₃ˇ•。)۶з」

「うーわ可愛くな‥‥」

「ほんと酷いっすね????????」








今日も明日もこんな日々が続くのだろうと思うと、ちょっと楽しくなるのだから、ほんと不思議だ。

一人の神が生まれた日

神様なんていない。
そんなデタラメな存在、
僕は信じない。


「神はいますよ」


いないよ。


「ここにいるではないですか」


君は自分が神だとでも言いたいの?


「実際そうですからね」


嘘ばっかし。


「嘘じゃありません」


じゃあ‥‥じゃあ僕を救ってみせてよ。
僕を神様にしてよ。
あいつらに罰を与えられるような
そんな存在にしてよ!!!


「それが、貴方の願いですか?」


何?できないの?
神様なんでしょ?


「‥‥分かりました。その願い、叶えましょう。」



「今この時より、貴方は人間をやめ、神へとなりました。名を閻魔。罪人を裁き、罰を与える者。貴方は、冥府の王となるのです。






「‥‥これから、よろしくお願いしますね。閻魔」








僕が人間をやめ、神へとなった話

間違った出会い方

俺は1度も友達が居たことがなかった。

いつも周りに人はいた。
でもそれは友達じゃなく、
皆俺のお金目当てに近づいてきた人達ばかりだった。


高等部2年の時、あいつに出会った。
あいつは俺のお金を狙ってるようには見えなかった。
確かにオドオドして見ててイラッてする事はあった。
でもすごく優しい人のように見えた。
だから、もしかしたら、友達になれるかもしれないと思った。



だけど、無理だった。



あいつは俺を怖がった。
俺が怖がらせるような態度をとったから。
どうして、あんな態度を言葉を放ってしまったのだろうか。
友達になりたかったのに、何でだろう?
どうして俺はいつもこうなんだろう?


俺がもっと素直な人間だったなら、
俺がもっと愛想良く振舞っていたなら、
もしかしたら、友達になれていたのかもしれない。





分かってる全部自分が悪いんだって。
自業自得だって分かってる。


俺は間違った出会い方をしたんだって
ちゃんと分かってる。

Actual shape

「シェリル大好き。いや、この世で一番愛してる」
「なっ‥‥!?//またそんな恥ずかしい事をサラリと‥‥//;」







‥‥でもさ、ノア。
それは表面上の僕しか見てないから言えることだよね。
だって僕は綺麗なところしか見せてないもん。
僕が裏でどんな事をしているのか知ったら、きっと同じ事が言えなくなるよ。
僕はねノアが思ってる以上に汚い人間なんだよ。



ねぇ、ノア。
ノアは僕の汚いところを見ても
また同じ事を言って、笑ってくれますか?

魔法学園まとめ

メルロ・コルネット

高等部3年 / ダークローズ寮 / 
使い魔 ぬいぐるみ(名前・メル)
身長168cm / 18歳 / HBD 8/24 / 4人家族

代々魔法使いの家系の子。すごく金持ち。
家はメルロ達の通ってる学校以外の中学・高校の魔法学校を経営している。
他にも魔法関係の仕事を持っている。

メルロには7歳離れた兄がいる。
兄は18歳の時に実践魔法の授業中に事故を起こし、7年間昏睡状態になっている。
今も眠り続けており入院している。
父親は兄の復帰は無いと判断し、次期跡取りを兄から弟のメルロとした。
メルロは人を道具としか見ていない父親を嫌っている。

CP・フロート君
従兄弟・ヒルデたそ、アリータちゃん、ラルス君





シェリル・フロート

中等部3年 / ブルーブロッサム寮 / 
使い魔 ドラゴン(名前・ドラちゃん)
身長150cm / 15歳 / HBD 6/17 / 3人家族

母が闇の精霊、父が人間のハーフ。
父親は元から闇属性の魔法が得意で母親は闇の精霊と言うことで、闇属性の魔法技術は他に比べて頭一つ抜けているどころの話じゃない。
人見知りでツンデレ
中3になるまで友達がいなかった。
街に出かけると子供用の風船をよく渡されるのが最近の悩み。

母は昔、闇の精霊界で看守のような仕事をしていた。息子のシェリルはその仕事を受け継いで今は学校と看守の仕事を掛け持ちしている。
看守は逃げた罪人や怪物を殺したり、拷問したりするだけでなく、街や村の人々の生活保護やお手伝いなどもしている。

背中に小さなコウモリの羽根が生えている。
仕事をしていて遠くに移動しなければならない時は羽を使って飛んでいる。飛ぶ時は羽が大きくなる。本人的にコウモリ羽が気持ち悪いから人には「羽は生えているけど飛べはしない。」と言っている。

CP・ノア君
友達・ギル君、ラティア君





ソティア・ヒコール

高等部2年 / ダークローズ寮 / 
使い魔 白猫 (名前・ナーシセス)
身長165cm / 17歳 / HBD 11/7 / 3人家族

代々魔法使いの家系。
メルロ程ではないが金持ち。
メルロの家とは親同士が仲が良いのでその関係でメルロとは幼馴染みみたいなもの。
ソティアの家はメルロの家と違って、親子すごく仲が良い。母親と一緒に父親をいじるくらいには()
そんな家で育ったので僕様系男子になりました。すごく生意気です。
実践魔法も筆記の方も成績優秀。
要領いいタイプ。
使い魔の名前は自分の好きな花の名前をつけた。ナーシセスは日本語で水仙

CP・バルド君
犬猿・モルフェ君




エマ・ルチア

高等部3年 / スノーグローリー寮 / 
使い魔 うさぎ(名前・アルシャ)
身長166cm / 17歳 / HBD 2/29 / 2人家族

花のような綺麗なピンクの髪に丸メガネの子。
モルフェ君のパシリ()
ついでにソティアのパシリ()
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天パがコンプレックス。

母親と2人暮らし。
この学校に入る為にひたすら勉強して奨学金で高等部から編入してきた。
魔法関係の仕事をしていれば暮らしがうんと楽になるからこの学校へ入学し、魔法の勉強をしている。

CP・ヴォルノ君